今日は【神・時間術】と言う樺沢 紫苑さんの書籍を紹介します。
2017/4/13に発売された書籍です。
本書はこんなことを取り上げています。
本書では、あなたの人生が楽しくなり、「実践して本当によかった」と思える、「神・時間術」をお伝えしていきます。
これは、はじめにから引用しました。
「実践して本当によかった」と思える、「神・時間術」とは、結論から言うと、集中力を基準に生活することだと思います。
集中力の高い時間には集中力が必要なことをして、集中力が低い時は回復させたり、集中力が必要の無いことをして、健康で豊かな生活を送りましょう!
的な感じです。
目次
神・時間術:感想と要約
ここからは、【神・時間術】に書いてあることを引用しつつ、細かいところまでみていきます。
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朝は集中力満タン状態
なぜ、今日はこんなに調子がいいのだろうかと考えたときに、私はハッとしました。いつも論文を書いていたのは、夜の9時前後。それも、日中は患者さんを診察し、さらに実験もしながらの、身体も頭もヘロヘロの状態で書いていたのです。
しかし、その日は、午前中、それも身体も頭もまったく疲れていない、心技体ともに充実した状態である自分に気づきました。
人間の脳は起きてから2,3時間は脳が疲れてないし、整理された状態だそうです。
つまり、一日の中で脳のパフォーマンスがもっとも高い状態です。
この脳のパフォーマンスがもっとも高い状態にやるべきことをやって、時間を有効に使いましょう。
樺沢さんは文章執筆などの論理的な作業など高い集中力が必要な作業をされているようです。
集中力を回復させるには運動が良い
樺沢さん自身は週に4,5回(1回60分から90分)の有酸素運動を習慣にしているようです。
そうすることで頭も身体もリフレッシュされ、集中力が回復されるようです。
運動が脳に良いことは、樺沢さん個人の体験だけでなく、科学的にも証明されていることです。
また、小説家として有名な村上春樹さんも毎日1時間の運動を習慣にしているようです。
「1時間の運動で脳はリセットされる?そんなのは個人的な体験じゃないか」と批判する人もいるでしょう。しかし、私なんかよりはるかに大きな結果を出している有名人がいます。
それが、ノーベル文学賞候補として毎年名前が挙がる世界的な作家である村上春樹です。
運動が脳に良い科学的根拠として、下記のことが挙げられていました。
- 海馬の神経を増やし、長期記憶を強化する
- 脳の容量が増える
- シナプスのネットワークが増える
- 認識の柔軟性、学習能力が向上する
- 運動する人としない人を比較すると、長期記憶、推論、注意、問題解決、流動知能の課題について運動する人のほうが成績が上だった
- 運動前後では作業記憶のテスト結果が50%以上改善した
- 睡眠の質が上がった
- 記憶増強効果、学習強化効果があるドーパミンが分泌される。また、継続的な運動によってドーパミンニューロン同士の繋がりも強まる
運動は、脳に対してものすごくよい効果を発揮します。「有酸素運動」をすることで、BDNF(脳由来神経栄養因子)という脳を育てる物質が分泌され、意欲を高めるドーパミンという脳内物質も分泌されます。
結果として、集中力が高まるだけではなく、記憶力、思考力、作業遂行能力など脳の多くの機能がアップするのです。
「運動めんどくセー!!」
「90分も運動している時間ありませんけど?!」
ってな感じで、60分から90分が長いと感じる場合は、極端な話、1分の運動でも良いそうです。
脳を活性化させるもっとも簡単で即効性のある方法を1つ挙げろと言われたら、私は間違いなく「運動」と答えます。たった10分間の運動で、ドーパミンやノルアドレナリン、セロトニンなどの脳内物質のレベルが高まり、次の90分間がよりエネルギーに満ち、集中力と学習効率が高まり、意欲もアップして前向きになり、イライラしない穏やかな気持ちで仕事ができるのです。
「仕事中に運動しろ!」と言われても、そんなの無理だと思うかもしれませんが、リフレッシュのための運動は1分だけでも効果が得られます。
この場合の運動はなんでもよくて、エレベーターではなく階段を使うとか、スクワットをするとか簡単にできる運動で良いそうです。
私個人的には1分では短すぎで、90分では長すぎると感じます。
理想は30〜40分くらいです。
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仕事のストレス対策は運動で決まり【理由と方法を解説】
また、運動には成長ホルモンを分泌させる働きがあるので、疲労回復にも良いそうです。
休みの日にダラダラと過ごすなら、軽い運動をするのも良いですね。
私は徒歩3秒で運動できる環境にいるので、運動しやすいです。
ステッパーを使って運動を習慣化しています。
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週末のたった1時間の運動だけでも、集中力と幸福感と健康という人生に必要なもののほとんどが得られるのです。平日に運動するのは無理だという人も多いでしょうから、せめて週末の1時間だけでも、運動に時間を使いたいものです。
脳を休めるには視覚以外を活性化させる
運動が良いと言われても面倒だと感じる人も多いかもしれません。
そういう人は視覚以外の感覚を活性化させましょう。
それでは、どのような休息が、脳を休めるのでしょうか。
言い方を変えると、あなたは何をすれば癒されるでしょうか。できるだけたくさん挙げてみてください。
アロマ、音楽、おいしい食事、入浴、サウナ、マッサージ、川のせせらぎ、日向ぼっこ、ペットと遊ぶ・・・。いろいろあると思いますが、これらに共通する特徴は、五感の中で「視覚」以外を活性化しているということです。
寝る前はポジティブな出来事を考える
「人間は寝る前に考えた人間になる」という言葉がありますが、これは心理学的にも正しいのです。寝る前の人間は、「特別無条件同化暗示感受習性」という状態にあります。
寝る前に考えたことが、私たちの潜在意識の中に、そのままずっと入ってきやすい状態ということです。普段は閉じている潜在意識の扉が、寝る前の時間帯は開くのです。
寝る前に、今日あった「つらい出来事」を思い出すのはやめたほうがいいです。
寝る前には今日あった楽しい出来事を思い出すことを推奨されており、思い出すだけでは弱いので書き出すのも良いそうです。
これを続けると脳の中が楽しい記憶で埋め尽くされるそうです。
これは知りませんでしたので今日からやってみます。
SNSに投稿するのも良いみたいなので、ツイッターとかフェイスブックをやっている人はやってみてはいかがでしょうか。
神・時間術の感想と要約まとめ
樺沢さんの本は初めて読みましたが、読みやすい本でした。
今まで、樺沢さんのYouTubeは見ていましたが、樺沢さんの本を読むのは初めてです。
動画もサクッとまとめられていて見やすいので、そちらも興味がある方は見てみてください。
樺沢さんのチャンネルのリンクを貼って、本記事は終わりにします。
樺沢さんのチャンネル>>https://www.youtube.com/user/webshinmaster