即書評

海外を侵略する日本&世界の生き物の感想

【海外を侵略する日本&世界の生き物】は2017/7/25発売の今泉忠明さん(監修)の書籍です。

海外を侵略する日本&世界の生き物の感想・ポイント

文字多目の図鑑です。
なので大人も楽しめると思います。

また、タイトル通りに日本だけではなく、世界にも目が向けられているので、世界の外来種事情を知りたいなら読んで損なしです。

駆除される側も強くなる

クマネズミ駆除に使われる殺鼠剤は、ワルファリンが有効成分です。しかし殺鼠剤の多様により、それに抵抗する遺伝子をもった「スーパーラット」が出現しました。それに対し、より強力なスーパーワルファリンの殺鼠剤が出回ると、これにも抵抗力を持つクマネズミが現れました。

海外を侵略する日本&世界の生き物より

これぞイタチごっごです。
殺虫剤が効かなくなる虫の話は聞いたことありますが、動物の世界でも同じようなことが起こるのですね。

過酷な環境を生き延びた者は強い

多くのハゼ類の仔稚魚は浮遊生活をするため、バラスト水にまぎれやすいのです。しかしバラストタンクはハゼ類にとってよい環境とはいえません。その環境でも、輸送先にたどり着くまで生き残れた、強い個体だけが侵入していると推測されます。

海外を侵略する日本&世界の生き物より

こう言う話を聞くと、自分も過酷な環境に身を起き成長したいと思うわけです。(あくまで思うだけ。笑)

人間のエゴ?

2011年3月の東日本大震災の津波の後、アメリカには多くのがれきとともに、さまざまな生物が漂着しました。2012年6月のオレゴン州に漂着した巨大な浮桟橋には、特定されただけで256種もの生物が付いていました。その3割はオレゴン州にいない種で、定着を防ぐためすべて削り取り、袋詰めにしてうめるなどの対策がとられています。

海外を侵略する日本&世界の生き物より

津波は自然災害なので、それで外来種が運ばれるのは仕方がない部分はあると思います。
津波発生は人間がいようがいまいが関係ないですよね。

津波で移り住んだ外来種まで駆除するのは少し、エゴが強い気がします。
まぁ、箱舟となるものが人口物なので微妙なところはありますが。。

外来種でもお気に入りは駆除しない

最初にハワイ諸島にたどりついたのはポリネシア人です。4~5世紀に南方の島々からやってきて、生活に必要なカロ(タロ)、ハウ(オオハマボウ)、コー(サトウキビ)、ニウ(ココヤシ)などを持ち込みました。これらは外来種ではありますが「カヌープラント」と呼ばれ、ハワイの歴史を語る上で欠かせない伝統植物です。
18世紀後半、クックがハワイ諸島に到着し、世界各地から移民が来ると、たくさんの外来種が持ち込まれました。プルメリア、ハイビスカス、ブーゲンビリア、コーヒーなどはこうした外来種です。

海外を侵略する日本&世界の生き物より

ハワイからハイビスカスを駆除せよ!!
とはなりませんよね。
それは人間様のお気に入りだから?

間接的に影響を与える外来種

ワニは、ふ化前の気温によって性別が決まるため、ヒマワリヒヨドリが作った日陰によって気温が低くなり、性別がメスにかたよってしまうという影響も起きています。

海外を侵略する日本&世界の生き物より

その生物自体は明らからな悪さをしていない場合でも間接的に影響がある場合があります。

海外を侵略する日本&世界の生き物の感想まとめ

日本の外来種事情に目を向ける図鑑が多い中、世界の外来種事情が掲載されている本図鑑は有益だと感じました。

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