即書評

世代間のコミュニケーションがうまく行かないのはコンテクストを共有していないから

「おっさんは頭硬いわー」
「最近の若者は、なっとらんのー」

世代間で起こるいがみ合い。
これが起こるのは、コンテクスト(文脈・背景)を共有していないからやと思うのです。

まず、コンテクストとは


コンテクストは文脈・背景と訳されることが多い。
で、コンテクストはローコンテクストとハイコンテクストに分けられるんです。

「日本はハイコンテクストな国やからーー」
「英語圏はローコンテクストな文化が多いからーー」
みたいな感じで文化とか国に対して使われることが多いと感じます。

ちなみに、日本、中国、インド、韓国はハイコンテクストな国です。

その中でも日本はハイコンテクスト代表みたいな国で、世界一ハイコンテクストな国と言っても良いくらいです。

そして、ハイコンテクストな文化のコミュニケーションの特徴は、下記のようになります。

  • 繊細で含みがあり多層的
  • メッセージは行間を伝え行間で受け取る
  • はっきりと伝えることは少ない

逆にローコンテクストなのはアメリカ、カナダ、オーストラリア、オランダ。
その中でもアメリカがローコンテクスト代表な国。

ローコンテクストの特徴は、下記の通りです。

  • 厳密でシンプル明確
  • メッセージを額面通りに伝え、捉える
  • 明確にするためなら繰り返す

どのコミュニケーションがうまく行かないか


あなたはどのコミュニケーションがうまく行かないと思いますか?

  • ①ローコンテクスト文化出身の人が別のローコンテクスト文化出身の人とコミュニケーション
  • ②ハイコンテクスト文化出身の人が別のローコンテクスト文化出身の人とコミュニケーション
  • ③ハイコンテクスト文化出身の人が別のハイコンテクスト文化出身の人とコミュニケーション

答えは③です。
互いが全く違うルーツをもつハイコンテクスト文化同士のコミュニケーションがもっとも行き違いが起こりやすい。

これは異文化理解力と言う書籍の一章に書かれていることです。

異文化理解力――相手と自分の真意がわかる ビジネスパーソン必須の教養

異文化理解力――相手と自分の真意がわかる ビジネスパーソン必須の教養

エリン・メイヤー
1,944円(11/16 21:59時点)
発売日: 2015/08/22
Amazonの情報を掲載しています

異文化理解力では、ブラジル人と中国人のコミュニケーションを例にしていますが、
「これって日本人同士の世代間でも言えそう」
と思ったわけです。

日本人の時点でハイコンテクスト


さっきも言いましたが日本人はハイコンテクストなコミュニケーションをするので、若者だろうがおっさんだろうがハイコンテクストなコミュニケーションをします。

ただ、世代間ではコンテクストを共有していないので、日本人同士でもハイコンテクスト文化出身の人が別のハイコンテクスト文化出身の人とコミュニケーションをしていることになっているんですよね。

ハイコンテクスト文化の人は明確に説明せず、空気で伝わるやろみたいなコミュニケーションをしがちです。

なので
「なんでわかってくれへんねんこのおっさんorガキ」
となるわけですね。

話し手はほのめかして真意を伝え、聞き手も積極的にメッセージを汲み取ろうとするだろう。しかし二人はまったく違う文化的コンテクストを持っているため、送り手の意思とは違うメッセージが汲み取られ、行き違いが起こる可能性は倍増してしまう。

ここからわかるのは世代間のコミュニケーションをうまくしたいなら互いに文化的背景を共有する必要があるってことです。
でも、若者には若者の、おっさんにはおっさんのコンテクストがあるのでそれは難しい話。。

解消方法


でも解消方法は簡単です。(言うのは簡単と言う意味で・・・)

それは、ローコンテクストなやり取りを行うことです。

相手に行間を読んで真意を汲み取ってもらおうとしている自分を自覚して、真意をはっきりと口にする習慣を身につけよう。会話の始めに本題を伝え、論点を明確にし、議論の終わりには決まったことをおさらいして、今後のことを確認しよう。自分の意見が伝わったかどうか不安な時は、気兼ねなく「わかりやすく伝えられたでしょうか?」と聞こう。

まぁ、ここまですると
「くどーーい!!」
となると思いますが、このくどーーい文化を定着させて行くのが良いと思います。

まとめ

まずは、

  • コンテクストを共有していないことを理解すること
  • ハイコンテクスト文化だと理解すること

だと思います。
どちらか(もしくは両方)が歩み寄るしかなさそうですね。

スポンサードリンク
フォローしていただけると喜びます。
Return Top