今日は【くるま暮らし。ー社会不適合僧侶の究極ミニマル生活ー】と言う静慈彰さんが書いた書籍の紹介です。
この書籍は2018/12に発売された書籍です。(このブログの内容を動画で見たい方はこちら>>)
(本記事で登場する車の画像は、イメージです。本書には関係ありません)
まずはアマゾンの商品説明を見てみましょう。(本書の紹介はかなり長かったのでまとめました)
ぜんぶ、捨てました。
住居、妻、家族、組織、モノ、人間関係を捨て、残ったのは、この身1つと車1台。
そこには、究極の自由があった。
社会不適合者でも、車中泊なら生きていける。こんな生活しています
・商用ワゴン車を自分で改造し超快適な住環境を実現
(ベッド、永久電源機関、キッチン、簡易シャワーを搭載!)
・日本各地を旅しつつ、週2で派遣僧侶の仕事
・夏はサーフィン、冬は温泉巡りを楽しむ車中泊生活のメリット
1嫌なことゼロ。
2週休五日。
3雨音がきれい。
4優しくなれる。どうして車中泊することになっちゃったのか
・お寺を3回クビになり、元妻から逃げ続けて離婚
・何もかも嫌になり車に乗って旅に出た
・そのまま、どこにも帰らなかった
車中泊生活のメリットの中に嫌なことゼロって書いてありますが、ゼロではないです。笑
本書から引用します。
車中泊生活は、基本的に不便なものだ。
いつでも使用可能なトイレがあるわけでもないし、シャワーもない。洗濯機もない。
電気、ガス、水道もない。夏は暑いし、冬は寒い、狭いし、車上荒らしにあうリスクもある。
便利で快適で安全な生活を求めるなら、自室でのんべんだらりと過ごせばいい。
夏は暑いし、冬は寒いそうです。
あと、職務質問をされることもあるらしく、それも嫌なことの一つだと感じました。
著者は料理もするので、車に刃物を積んでいるようです。
これは銃刀法違反になる場合もあるらしく、取り締まり側の機嫌によっては、いつでも取り調べ、逮捕の対象にすることもできるようです。
このような事実から、嫌なことゼロという説明は違う気がしました。
ただ、一人が好きとか、コスパ重視の生活をしたい人などには良いことも多いと思うので挑戦するのもいいかなと感じます。
目次
【くるま暮らし。ー社会不適合僧侶の究極ミニマル生活ー】の構成
構成をざっくりまとめるとこんな感じです。
- 車でどんな生活をしているのか?
- 愛車はどんなものか?また、どうやって完成したのか?
- 車暮らしまでの過程について(仏教エッセンスを添えて)
単純に車暮らしが気になるだけなら、車暮らしまでの過程が書かれている章は読まなくても良いと思います。
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個人的に気になったところ
そもそも、なぜこの書籍を手に取ったかというと、
「車に住むってコスパクソよくねえ?」
とちょうど思ってたからなんですよね。
で、できそうなら自分もやってみようと思っています。
車中泊生活と賃貸生活の費用比較(2年間)
本書では、コスパについて車中泊生活と賃貸生活で比較されていました。
車中泊生活
日産キャラバン15万円
改造費15万円
車検・保険・税20.6万円
ガソリン3万円x24=72万円
ガスボンベ1000円x24=2.4万円
合計125万円
賃貸生活
家賃7万円x24=168万円
初期費用34万円
水道光熱費7000円x24=16.8万円
合計218.8万円
ガソリン代が高いのは仕事の都合上、日本中を移動するからのようです。
家賃は首都圏での一人暮らしを基準に計算されています。
なので、田舎の一人暮らしならもっと安くなるはずです。
ただ、賃貸生活でも車を必要とする場合は駐車場代、車代がプラスされます。
単純に比較しにくい部分もありますが、年間で50〜100万円前後は変わってくるのではないかと感じました。
なので、コスパは間違いなく良さそうです。
車中泊生活で失うもの
車中泊生活で失うものの代表例は
- 安全性
- お風呂
- トイレ
- 空調(停車時)
です。
ただ、トイレはコンビニや、公共のトイレ(公園、図書館など)は腐るほどあるようです。
お風呂も、有料になりますが、銭湯がありますよね。
群馬の草津温泉には無料の共同浴場が3箇所ほどあるらしいです。
また、本書では紹介されていませんでしたが、ジムやネットカフェのシャワー等も風呂として使えるはずです。
ただ、これらのトイレやお風呂使いたいときにすぐに使えないのがネックですよね。
急に催す場合もありますし、急に体が汚れる場合もあると思います。
簡易的なシャワーをつけることは可能ですが、真水が基本なので、冬はきついですよね。
あと、停車時の空調を失うこともネックです。
ただ、寒さと暑さはなんとかなりそうな感じでした。
寒さは着込めばなんとかなるようです。
どちらかと言えば暑さの方が手強そうでした。
やはり、空調無しで暑さをしのぐのは限界がありそうでした。
私のようにPC一個で収益を出せるタイプの人は夏は北海道、冬は沖縄とかもありかもしれませんね。
ちなみに著者は、PC一個で収益を出すタイプではなく、僧侶として生計を立てているようです。
僕は高野山真言宗の僧侶だ。車中泊生活をしながら、僧侶としての仕事をして生計を立てている。
主な仕事は、お通夜、葬儀・告別式、年忌法要などの法務。信者の方々の依頼に応じて各地で執り行うほか、真言宗の関係者や知人から頼まれれば、手伝いに行く。葬儀の規模によっては、複数の僧侶が必要になる場合があるからだ。逆に、僕が住職を務める南福寺が行う葬儀を、知り合いの僧侶に手伝ってもらうこともある。
まとめ
車中泊生活には個人的に興味があり、ある程度できそうな感じもしています。
ただ、年間50万円程度しか差がないのなら田舎で一人暮らしの方が楽かなーと感じました。
とはいうものの、気軽に移動できるメリットはあるので、やってみる価値はあると思っています。
なので、車を乗り換える場合は、ハイエース的な車に乗り換えて、週末車中泊生活みたいなのもやってみたいと計画しています。
車を、DIYする工程や車中泊の感想などはブログや動画のネタにもなりそうですしね。
ということで、本書はこう言う人におすすめです。
- 車中泊生活に興味がある人
- 真言宗の坊さんに興味がある人
- ミニマリズムに興味がある人
- コンテンツのネタを探している人
今日は【くるま暮らし。ー社会不適合僧侶の究極ミニマル生活ー】と言う書籍を紹介させていただきました。