今日は【複業の教科書】と言う西村創一朗さんが書いた書籍の紹介です。
この書籍は2018/12に発売された書籍です。
本書はこんな疑問に答えてくれます。
- 副業と複業は何が違うのか?
- 複業はどうやってはじめて、どうやって続ければいいのか?
本記事は、【複業の教科書】を読んだ感想です。
本題に入る前に簡単に著者の紹介もしておきます。
著者の西村創一朗さんは本業の傍ら2015年に株式会社HARES(ヘアーズ)を創業されています。
そんな中、仕事、子育て、社外活動などパラレルキャリアの実践者として活動を続けた後に独立し、独立後は複業研究家として活躍されています。
本記事で主に触れること
- 副業と複業は何が違うのか
- 複業のメリットについて
- 複業のはじめ方、続け方
副業と複業は何が違うのか
まず、ハッキリとお伝えしておきたいのは、「副業」と「複業」は完全な別物だということです。
「副業」という言葉からは、あくまで本業を補うためのサブ仕事だという印象を持つ人がほとんどではないでしょうか。余った時間を有効活用して副収入を得るための仕事ーー多くの人はそんなイメージを持っていると思います。
〜中略〜
持続や発展を前提としないため、一時的な「お小遣い稼ぎ」で終わることも少なくありません。また、本業と副業は互いに影響し合わないので、副業をしたところで本業とのシナジーも生まれません。
一方で、僕が進める「複業」は、根本から異なる考え方に基づくものです。
「複業」の起点は、「本業だけではできない”やりたい”ことへのチャレンジ」。
例えば、「本当はマーケティングをやりたいけれど、うちの会社の異動ローテは最短でも3年。あと2年は営業を続けることになるんだよなぁ・・・・」というときに、「週末を使って、知り合いのベンチャーのリサーチの手伝いをやってみよう」。
あるいは、「子どもの頃から憧れていたコラムニストの仕事。今のアパレル会社では執筆の経験は積めないから、ブログを書いてみよう」。このような「やりたいことへの第一歩」を自ら踏み出すために始めるのが「複業」なのです。
本業ではできないやりたいことをする。
かつ、本業に良い影響を与える。
これが複業で、本業には関係ないことでの小遣い稼ぎが副業と言えそうです。
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複業のメリット
- 上司がいない複業は自由なので、やりたいことの追求ができる
- やりたいことを独立してはじめるのではなく、複業ではじめるとリスクが抑えられる
- 会社以外の人や情報との交流が増える
- もちろん収入も増える期待がある
ちなみに私は、本業はSEで副業ではブログ、アフィリエイトサイトの運営、電子書籍出版をしています。
私の副業は、本書で言うところの複業でした。
実体験を書いてみます。
複業のアフィリエイトの延長でプログラミングを覚える
↓
本業で簡単なプログラムを書き、業務の自動化をするようになる
↓
そのことについて、個人で電子書籍を出版
↓
プログラムを書けることが社内に広まり、SEとして部署異動
↓
SE以外の部署には「IT・テクノロジーに詳しい人」というブランディングができ、SE仲間からは「実務経験のある人」というブランディングができる
↓
ただのSEではなく、部署間の通訳みたいな業務もする
このような感じで本業で得られた知識を複業に、複業で得た知識も本業に活かしています。
で、タイムリーな話ですがたまたま、近所のプログラミングスクールがキッズにプログラムを教える人を探していたので週末にのぞいてきます。
お互いの条件が合えば、一緒に仕事をしたいと思っています。
あと本書ではあまり触れられていませんでしたが、私個人的に思う複業のメリットも紹介しておきます。
- サラリーマンにはない、経費・税金などの知識が得られる
- 会社が潰れても怖くないという安心感がある
- 収入を増やす=出世もしくは残業と言う考えから抜け出せる
- 上司より収入が多いので余裕感が出る
嫌いな上司がいらんこと言ってきても
「まぁ、って、言っても俺の方が稼いでるし」
みたいなことを思えます。笑(これはメリットにならないか??)
複業のはじめ方、続け方
本書では複業のはじめ方にはステップがあると解説されており、そのステップ数は3ステップ+1ステップです。
+1ステップとしたのは、3ステップと本書では解説されていますが、0ステップ目があったからです。
- 0ステップ目:複業への心構えを整える
- 1ステップ目:見立てる
- 2ステップ目:仕立てる
- 3ステップ目:動かす
0ステップ目ではWhy(なぜやるか)を明確にし、1~3ステップ目はHow(どうやるか)を追求していきます。
もうちょっと詳しく言うとこんな感じのステップになります。
- 0ステップ目では複業をなぜやるのかを明確にする
- 1ステップ目ではどんな複業ができそうかを決める
- 2ステップ目では実際に活動し、プロトタイプを作る
- 3ステップ目では作ったプロトタイプをブラッシュアップしていく
これらのやり方をフレームワークや参考図書の引用・紹介を交えながら教えてくれます。
その教え通りに、段階を踏みステップを進んで行けば複業を開始・継続できると思います。
複業の続け方
まずは0ステップ目をしっかり行うこと。
複業は本業と両立しながらやっていくことになるので、0ステップ目がいいかげんだと続かなくなります。
なぜ、複業しているのかがわからなくなるからですね。
また、複業を続けるためには無理なくできることに特化することも重要です。
ちなみに時間やお金の制約が多かった筆者はブログから複業をスタートさせたようです。
私自信もブログから複業を開始したように記憶しています。
まとめ
ここまで紹介したこと以外にも
- 複業の心得
- 複業で壁にぶち当たった時の対処方法
- 複業に役立つオススメツール
なども紹介されていました。
複業を始めたい人には参考になる情報も多いと感じたで、複業を始めたい方はぜひ読んでみてください。
と言うことで今日は【複業の教科書】と言う書籍を紹介させていただきました。