即書評

マインドセット「やればできる!」の研究の感想とポイント

【マインドセット「やればできる!」の研究】は2016/1/15発売のキャロル・S・ドゥエックさん(著),今西康子さん(翻訳)の書籍です。

メンタリストのDaiGoさんがyoutube内で紹介されていたので、気になって購入した書籍です。

間違ったマインドセットは自分だけでなく、周りの人々の可能性も減らすので注意が必要だと学びました。

マインドセット「やればできる!」の研究の感想・ポイント


まず、マインドセットには2種類あります。
しなやかマインドセット硬直マインドセットです。

これらのマインドセットを比較しながら進んでいく書籍です。

しなやかマインドセットは、努力で能力が伸ばせると考えます。
努力し、新しいことを習得できれば成功と考え、自分の成長があれば成功と考えるマインドセットです。

一方、硬直マインドセットは能力を固定的に捉えます。
自分の賢さや才能を証明できれば成功、自分の価値を確認できれば成功と考えます。

硬直マインドセットは賢さや才能が証明できなければ、大きくやる気を失うマインドセットです。
そのため、失敗を恐れるようになり、新たなチャレンジをしなくなってしまいます。

新たなチャレンジをしない = 成長の機会を逃している
と言えます。

つまり、失敗を恐れる硬直マインドセットは成長の機会を逃すことになります。

失敗が怖いこと、チャレンジには失敗が伴うことはしなやかマインドセットの人も承知しています。

しかし、しなやかマインドセットの人は失敗した時に自分を責めたりせずに、失敗から学び次に活かそうとするのです。

しなやかマインドセットの人は成長できなければ失敗、可能性を発揮できなければ失敗と考えるのです。

マインドセット「やればできる! 」の研究

マインドセット「やればできる! 」の研究

キャロル・S・ドゥエック
1,836円(11/17 12:05時点)
発売日: 2016/01/15
Amazonの情報を掲載しています

成功者のマインドセット

大きなことを成し遂げた人は、その道の専門家から見込みがないと言われた人も多いようです。

本書では下記の成功者を見込みがないと言われた成功者の例としてあげています。

  • チャールズ・ダーウィン
  • マイケル・ジョーダン
  • エルビス・プレスリー
  • レイ・チャールズ
  • トーマス・エジソン

トーマスエジソンは、あの時代のあの地域に暮らす普通の子供だったそうです。

外国人ばかりなのでピンとこないところもあるかもしれませんが、私なりに日本人の例を挙げたいと思います。
本田圭佑はガンバのユースに上がれなかったこと、長友佑都は大学時代は補欠だったことは有名な話です。

しかし、彼らは日本を代表するサッカー選手になりました。

また、本書ではこんな話も出てきます。
著名な心理学者がピアニスト・彫刻家・テニスプレイヤーなどあらゆるジャンルでずば抜けた成績を持つ120名を調べたところ、その大多数が幼少期には凡庸なこで成功を予見するのは難しかったと言う研究も紹介されています。

補足ですが、彼ら、彼女らのほとんどが驚くほど暖かく度量の大きい教師に最初の手ほどきを受けていたそうです。
度量の大きな教師はしなやかマインドセットであることは言うまでもありません。

マインドセットは他人に与える影響も大きいと言うことです。

褒め方に注意


思春期初期の子供たち数百人を対象に、非言語式知能検査のかなり難しい問題を解かせた後で褒め言葉をかける実験が行われています。

この実験ではグループを2つに分けて褒め言葉を変えています。
ちなみに、グループ分けした時点では両グループの成績は全く等しい状態でした。

1つ目のグループには「頭がいいのね」といった具合に能力を褒め、もう1つのグループは「頑張ったね」と努力を褒めました。

努力を褒められたグループはその9割が新しい問題にチャレンジする方を選び、能力を褒められたグループは新しい問題にチャレンジするのを避ける結果になりました。

続いて、これらのグループにさらに難問を出したところ、能力を褒められたグループはその問題が解けないと自分の頭が悪いから解けなかったと考え、努力の褒められたグループは解けないのだからもっと努力したいと考えました。

能力を褒められたグループは問題が解けなかった場合は楽しくないと感じ、努力を褒められたグループは問題が解けなくても、問題を解くことを嫌になることなく、むしろそちらの方が面白いと答える生徒が多いと言う結果になりました。

もちろん、努力を褒められたグループの方がどんどん成績が良くなったことは言うまでもありません。

ここから言えることは、誰かを褒める場合は能力を褒めるのではなく努力を褒めると良いと言うことです。

ウサギとカメの寓話

ウサギとカメの寓話はあまりにも有名なので説明はしませんが、この寓話は、努力家のカメが勝つので、良い話に聞こえるかもしれません。

しかし、努力に対して悪い印象を与えている可能性があります。

この寓話で努力しているのは遅い亀です。
そうすることで努力とは遅くてのろまな奴がすることだと、認識させられている可能性があります。

また、足の速いうさぎ、のろまな亀と分けることで天賦の才の持ち主か、才能に恵まれない努力家と二つに分けてしまう可能性もあります。

これは硬直マインドセットの考え方です。
あらゆる人が努力をすることで能力を伸ばすことができると考えましょう。

2つのマインドセットは一人の中に混在している

ある分野では硬直マインドセットだが、他の分野はしなやかマインドセットだと言う場合もあります。

しなやかマインドセットで捉えている分野では、実際に能力が伸びていくことが著者の研究で明らかになっているので、全ての物事をしなやかマインドセットで捉えたいものですね。

対人関係のマインドセット

硬直マインドセットの人は相手に拒絶されると自分には魅力がない、自分を否定されたと考えます。
そんな硬直マインドセットの人が拒絶されたあとに望んだのはとにかく復讐することです。

一方、しなやかマインドセットの人は拒絶されても許すことから始めます。
そして、その経験から何かを学び、次に活かそうと考えます。

復讐より自分の成長を考えた方が成功するのは言うまでもありません。

マインドセット「やればできる!」の研究の感想まとめ

「自分はどのようなマインドセットか?」
「自分のマインドセットによって成功を阻害していないか?」
と考えさせられる書籍です。

まずは自分がどのようなマインドセットの傾向が強いか認識することは重要です。

特に、部下を教育する立場にあったり、子供がいたり、何かを教える立場にある人は、本書を手に取り、マインドセットを見直すべきだと感じました。

マインドセット「やればできる! 」の研究

マインドセット「やればできる! 」の研究

キャロル・S・ドゥエック
1,836円(11/17 12:05時点)
発売日: 2016/01/15
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