【10年後の働き方「こんな仕事、聞いたことない!」からイノベーションの予兆をつかむ】は2017/7/14発売の未来予報株式会社,曽我浩太郎さん,宮川麻衣子さんの著書です。
1年前の書籍なので厳密に言うと、9年後の働き方になるんですが、細かいことは置いといて読んでみました。
サブタイトルに「こんな仕事、聞いたことない!」とありますが、
「聞いたことない仕事ってどんなんだろう?」
「発売から1年も経っているので普及しているのだろうか?」
「もう情報が古く、知っていることも多いのだろうか?」
など色々考えながら購入しました。
10年後の働き方「こんな仕事、聞いたことない! 」からイノベーションの予兆をつかむ (できるビジネス)
10年後の働き方「こんな仕事、聞いたことない!」の感想・ポイント
私は未来に関する書籍を何冊か読んだことあります。
本書を読んでいて、この書籍が他の未来に関する書籍よりすぐれていると思ったところは、日本人が書いているので日本人が好きそうな構成にされているところです。
今現在起きている、始まっている先進的ビジネスや取り組みを紹介しながら、10年後(近未来)の働き方をわかりやすく解説してくれています。
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それにプラスして
「10年後にこんな仕事もあったらいいなぁ〜」
みたいな感じで
- ゲーム療法士
- トレーラー型移動農家
- 3Dプリント建築家
- 健康発電プロデューサー
- フィロソフィーデザイナー
などなどが紹介されています。
「AIに仕事奪われちゃうかもよ?」
「いやAI普及して働かなくて良くなるよ」
みたいな不安を煽る書籍や、めっちゃポジティブに受け止めている書籍とも違います。
本書は、こんな技術でこんなことが起こりそう。
そうなったらこんな職業できそう、できたら面白いよね!
みたいな感じで進む書籍です。
目次を見ればわかりますが、産業分野ごとに章立てされており、多くの産業分野をカバーしています。
目次はこんな感じですね。
- 農業と食
- 交通とエネルギー
- 情報流通と金融
- 音楽・映像とコミュニケーション
- 医療と健康
- 建築と行政
- 教育とエンターテイメント
- 服飾とウェアラブル
これらの情報元の多くは著者が「サウス・バイ・サウス・ウェスト(SXSW)」を毎年取材し得たものだそうです。
SXSWは毎年3月にアメリカのテキサス州オースティンで開催されるビジネスカンファレンス&フェスティバルです。
SXSWはもともと音楽のイベントだったらしく、現状は音楽と映像、ITを融合させたカンファレンスになっています。
Twitterなどのサービスはここで注目されてメジャーになったのは有名な話です。
SXSWについて日本語で詳しく解説されているサイトはまだなさそうです。
日本からの参加者も年々増えているようですが、その実態はまだそれほど知られていないのが現状です。
10年後の働き方ー「こんな仕事、聞いたことない!」の感想まとめ
本書から学ぶ必要があることは技術の進歩で消えていく仕事がある一方で、新しく生まれる仕事もあると言うこと。
例えばつい数年前まで、Youtuberなんて言葉もなかったわけです。
最近はインスタグラマーみたいな言葉も出てきていますしね。
私がやっているブロガーやアフィリエイターも比較的新しいめの言葉・職業と言えますよね。
でも十年後にブログやアフィリエイトで稼いでいるかわからないし、ブログ以外に面白い仕事に挑戦しているかもしれません。
なので、たまに職業や目指すものを聞かれることがありますが、
「まだ、名前はない職業じゃないかな?」
と答えるようにしています。
10年後の働き方「こんな仕事、聞いたことない! 」からイノベーションの予兆をつかむ (できるビジネス)