【乱高下あり! バブルあり! 2026年までの経済予測】は2018/6/26発売の渡辺林治さんの著書です。
私は、FXやったり、仮想通貨やったり、投資信託やったり。。。
と流行りに任せていろんな投資をかじった経験があります。
これらの投資で利益を出すことに成功していますが、ちゃんと考えて投資したことはありません。
「なんとなく、流行ってるらしいから買っておこう」
って感じで、投資をしていました。
で、
「お!ちょっと利益出た!!」
ってところでビビって利確。。
こんな感じなんで、大損することも大儲けすることもなく。。
ちょっと勉強して、投資や経済をしたり顔で語れるようになりたい。
そんな思いから手に取った書籍です。
目次
乱高下あり! バブルあり! 2026年までの経済予測の感想・ポイント
投資初心者から投資中級者に向けた書籍だと感じました。
ただし、投資超ビギナー向けの書籍ではないので、全く投資や経済の知識がない人は超入門書を読んでからトライした方が良さそうな書籍です。
序章:ニューヨークで見た株価急落
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最近の日本やアメリカの株価の動きを元に、数年にわたる乱高下が始まったことを解説されている章です。
2020年まで金融市場は乱高下が続くのではないかと感じます。
第1章 2020東京オリンピックまでの日本経済はどうなるのか?
2018年から2020年東京オリンピックまでの日本経済がどのような動きをするかを解説されている章です。
また、我々のお給料が減る政策がいくつかあることも指摘されています。
増税スケジュールが表を用いて記載されています。
私にはあまり関係なさそうな増税が多かったですが、2019年10月の消費税増税は関係ありますね。。
ま、私はそもそも私は消費はあまりしないので、大きな殺意は芽生えていません。笑
第2章:激動の世界情勢と地政学リスクの行方は?
国際通貨制度の歴史などの解説から始まり、
- アメリカと中国
- アメリカと中東
についても解説されています。
最後に軽く、ヨーロッパについても触れられています。
また、
- 財政政策、金融政策の違い
- イールドカーブ
- イールドカーブ・コントロール
などの経済を語る上で知っておきたい概念も解説されています。(勉強になりました。。)
第3章 バブルはなぜ生まれ崩壊するのか?
景気過熱、政策判断のミス、投資家行動の行き過ぎによってバブルは起こります。
バブルは徐々に形成されていきますが、崩壊は一瞬で起こるので注意が必要です。
北朝鮮ミサイル発射や、地震でどのような値動きがあったかも解説されています。
デイトレードとかスキャルピングのように短期的に相場を捉えるのではなく、もっと大きな局面で相場を捉える目が養えます。
第4章:2020年東京オリンピックの後、バブルが本格化する
2020年東京オリンピックの後、バブルが本格化する理由を7つ挙げられています。
その7つの理由を読んでみると
「なるほど!!」
とは思いますが、私にはそれらを吟味するスキル・知識がありません。
盲目的に、受け入れて投資を始めるのも良いかもしれませんが。。。
経済予測に100%はないので、投資は自己責任で。。
第5章:政策は景気をどのように動かすのだろうか?
経済と政策の関係をわかりやすく解説されている章です。
景気は循環するというのを聞いたことがありませんか?
しかし、その循環にも長さにより種類があるのを知っているでしょうか?
循環の種類には
- キチン循環
- ジュグラー循環
- クズネッツ循環
- コンドラチェフ循環
があるそうです。(私は知りませんでした。。)
景気の循環について、基礎から少し踏み込んだところまで解説されています。
第6章:企業価値向上につながるコーポレートガバナンスとIRとは?
日本経済の未来予測において、コーポレートガバナンスは重要とのことです。
コーポレートガバナンスとIRについて、日米における最新事情を交えて解説してくれています。
投資だけでなく、独立・起業とか考えている人にも良さそうな章と感じました。
成長性、収益性、健全性、社会性を備えた会社が良い会社です。
第7章:未来予測を資産形成にどう活かすか?
投資をする上で大事なポートフォリオという概念を解説されています。
また、長期的な資産形成に適しているETFの選ぶポイントや注意点も詳しく解説してくれる章です。
乱高下あり! バブルあり! 2026年までの経済予測の感想まとめ
長期的な日本経済の予測を行い、資産形成と企業経営に結びつけるかをテーマにして書かれた書籍です。
- これから本格的に投資を始めたい人
- 投資初心者から抜け出したい人
にオススメの書籍です。