即書評

【成功する転職「5%」の法則】の感想:転職は常に意識しておく

【成功する転職「5%」の法則──プロが教える転職の「真実」】は2016/3/4発売の小林毅さんの著書です。

ちなみに小林毅さんは人材紹介、転職支援会社のホライズン・コンサルティング株式会社の代表取締役です。

成功する転職「5%」の法則の感想・ポイント

まず、タイトルにある
「この5%ってなんなの?」
って話ですよね。

転職された方の95%はキャリアダウンをしているということは、転職業界内のプロの間では常識です。
自分のキャリアを意識して転職を考えている求職者はとても少なく、おおよそ5%くらいの層と言われており、私自身の経験からもそのように感じています。

ちょっとわかりにくいですが、

  • 転職でキャリアダウンしていない人が5%
  • 自分のキャリアを意識して転職を考えている求職者5%

と言うことです。

表紙の裏には、
「転職の95%はキャリアダウン=失敗」
とでかでかと書かれています。

私は、割と勢いで転職を繰り返しており、確かにキャリアダウンしています。(会社の知名度・給料・業界の伸びは全て下がりました・・・)
しかし、転職先では職場環境はよくなり、同僚のレベルも高いのでキャリアダウン=失敗というのは少し違う気がしています。(私は副業である程度収入があるので、こんなのんきなことを言っていられるのかもしれませんが・・・)

とは言うものの、本書は転職を考える前に知きたい知識満載の書籍でしたので読んで損はないです。

よく言われている人材紹介会社のデメリット

まず、勘違いしないでいただきたいことがあります。それは紹介会社がハローワークなどの無料紹介事業と違い、有料で求人紹介を行っているということです。
紹介会社は求職者であるあなたを転職させることによって、企業から紹介手数料を得ています。しかも、ほとんどの場合、成功報酬という料金体系なので、あなたが内定を受諾し、その会社に入社しない限り、紹介会社には一銭もお金が振り込まれないシステムです。

成功する転職「5%」の法則より

だから、無理矢理にでも転職を勧めてくる可能性があると言うことです。

転職関連の書籍を何冊か読みましたが、このデメリットはほぼ間違いなく言及されます。
商売だからある程度は仕方がないことだとは思いますが、このデメリットは覚えておいた方がいいです。

紹介会社だけでなく、このようなデメリットを書かずに紹介会社への登録を勧めているアフィリエイトサイトやブログにも注意した方がいいと感じます。
彼らもその広告から紹介会社への登録などのアクションがあって初めて報酬が得られるわけです。

ただ、どうしてもすぐに転職したいと言う人もいるでしょうし、私のようにキャリアダウンしてもいいからとりあえず新しい職場へ。。。。
みたいな人も少なからずいると思います。

私みたいに副業の収入があるから、本職は収入とかやりがいとかよりも安定・簡単・残業なし・楽を目指す人もいるわけですよね。

そう言う人にとっては
「無理矢理にでも転職を勧めてくる可能性」
と言うのは完全にデメリットと言うわけではないかもしれません。

実はコンサルタントは素人の場合がある

紹介会社は、転職のプロと思っているかもしれませんが、実はほとんどが素人集団です。コンサルタントとしての実績も短く(無く)、他の仕事がないからコンサルタントになった、未経験だが紹介業を始めた、という事例がとても多いのです。

成功する転職「5%」の法則より

自分を担当するのは実績があるコンサルタント、会社にであって欲しいですよね。。。
新規参入しやすい業界なのでどうしてもこう言うコンサルタントは増えてしまうようです。

知って起きたい契約

求人企業と紹介会社の間には契約があります。
その契約には、オーナーシップ条項というものが含まれていて、大体1年間は紹介会社に求職者に対する権利があると明記されています。

成功する転職「5%」の法則より

この契約があることにより一度落ちた会社には再チャレンジしにくいようです。
なので、企業分析・自己分析ができていないうちに多数の応募をさせるコンサルタントは良いコンサルタントとは言えないと言うのが著者のスタンスです。

酷いところは求職者が応募をした記憶がないのに応募した履歴がある場合もあるそうなので、紹介会社は慎重に選びたいですよね。

よく言われている人材紹介会社のメリット

求職者はほとんどの会社を知りません。求職者が知っている会社は、有名企業のみだからです。世の中には本当にたくさんの会社があります。特にベンチャー系や外資系などは、聞いたことはないが、業界では大手という会社がたくさんあります。それを転職のプロであるコンサルタントから教えてもらえるのが、紹介会社を使うメリットの一つとなります。

成功する転職「5%」の法則より

このメリットも他の転職関連書籍にも書かれています。
求職者より、紹介会社の方が多くの情報を持っているのは間違いないでしょう。

人材紹介会社に登録=すぐ転職ではない

このこだわりを聞くと、転職するより現職にとどまったほうが良い求職者がいます。その人たちには、敢えて案件を紹介する必要が無いので、登録だけしてもらい、情報交換を定期的に行っています。10年くらいそのようなやり取りをしている人もいます。
〜中略〜
現職で骨を埋める覚悟をした、という言葉ももらうことがあります。そのくらいの気持ちを込めて、現職で活躍することができれば、もし事情が変わって転職しなければいけない時が来たとしても、その方を欲する企業は必ずあるはずです。
企業は現役バリバリで結果を出す人材を欲している、そのことを忘れずにいてほしいと思います。

成功する転職「5%」の法則より

このことも他の書籍にも書かれています。
人材紹介会社の登録したからと言って、必ず、すぐに転職する必要はないということです。

むやみに転職を勧めてこないかどうかも良いコンサルタントを見分ける指標の一つになります。

人材紹介会社の選び方

大手は若手人材の採用に強く、中小は中堅層からシニア層、そして管理職・専門職などに強いという特徴があります。
〜中略〜
もしあなたが若く、いろいろな企業の案件を知りたいと考えれば、大手紹介会社に相談すると良いと思います。この紹介会社の強みは、情報量の多さです。企業の広告宣伝でもその点をかなり強調しています。職種を変えたい、業界を変えたいという若手、例えば25歳前後の第二新卒と言われる層は、このような会社に相談すれば、多くの機会を提供されるでしょう。
中小の紹介会社は、情報量では大手にかなわないため、ターゲットを中堅層以上にしています。
〜中略〜
もしあなたが20代後半以上で、今の仕事のレベルを上げ、キャリアアップしたいと考えているならば、専門的な案件を取り扱う紹介会社に登録すべきでしょう。ITエンジニアであれば、IT企業に特化した紹介会社、製薬業界であれば、製薬業界に特化した紹介会社、そして法務職であれば、法務を専門としている紹介会社、です。

成功する転職「5%」の法則より

まとめると、

  • 大手は若手人材に強い
  • 中小は中堅層からシニア層、管理職・専門職に強い

と言う傾向があります。
ここまで読んで思ったんですが、管理もできない専門もない20代後半以降って地獄やな・・・・

成功する転職「5%」の法則の感想まとめ

転職活動は転職したいときに考えるのではなく、仕事が上手くいっているときこそ考えるべきものです。
余裕を持って情報収集をし、自分の強み弱みを知り、どのような経験値を積めば、キャリアアップできるかをイメージしておくべきです。

成功する転職「5%」の法則より

転職については常に意識しておいた方が良さそうですね。
仕事が上手くいっているときはメンタルも良い状態ですから、良い判断・決断ができるのかもしれません。

今、あなたが転職をする気がなかったとしても自己分析くらいはしておいても良いのではないかと思います。

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