即書評

生物多様性の入門書:絵でわかる生物多様性の感想

【絵でわかる生物多様性】は2017/9/21発売の鷲谷いづみさん(著),後藤章さん(絵)の書籍です。

若い頃はそうでもなかったんですが、ふと
「花が綺麗だなー」
「森っていいよなー」
「川の音最高!」
みたいなことを感じるようになりました。

そんな感じで自然に興味が出てきたので、
「ちょっと自然について勉強してみるか」
ってことで手に取った書籍です。

絵でわかる生物多様性の感想・ポイント


本書を読むまで知りませんでしたが、日本って自然豊かな国で、固有種もいっぱいなんです。

そんな日本に住んでいて自然を楽しまない、大切にしないのはもったいないし、残念なことだと思いました。

生物多様性が豊かな日本列島には、多くの固有種が生育・生息している。日本列島には両生類61種が生息しており、固有種率は74%にも達する。同じ北半球の温帯の島国である英国には、両生類は7種しか生息しておらず、固有種は0種である。
哺乳類についても、英国には固有種は見られないが、日本列島には、陸生のものだけで39種の固有種が生息しており、固有種率は39.4%である。

絵でわかる生物多様性より

外来種の危なさ

食べるー食べられるの関係では、「食べ尽くし」による食べられる側の絶滅が想定される。

絵でわかる生物多様性より

「食べ尽くし」による食べられる側の絶滅が想定されるとは言うものの、普通は食べ尽くしは起こりにくいそうです。
なぜなら、そこに住んでいる動物や植物は進化を共にしているため、食べられる側が食べられないように防御の仕組みを進化させるからです。(例:植物が毒をもったり、棘をつけたりして食べられにくくなる)

しかし、進化を共にしていない外来種が入ってくると、外来種用の防御を進化させる前に食べ尽くされる可能性があります。

食欲旺盛な肉食獣が入ってきたから食べられる側が減るという単純な話ではなく、もともといなかった生物に対する準備ができていないのでバランスが崩れると言うことですね。

第6番目の大量絶滅時代

現在は第6番目の大量絶滅時代だそうで、この6番目の大量絶滅はヒトが大きく影響しています。

5万年前にオーストラリアに現生人類が侵入すると、有袋類の種86%とモアなどの大型鳥類やオオトカゲ類が絶滅したこと、1万2000年前頃から北アメリカに侵入した後の1000年ぐらいの間に少なくとも57種の大型哺乳類が絶滅したと推定されることなどが顕著な例として挙げられる。
〜中略〜
ヒトが島々へ入植した後に地球の鳥類のほぼ1割にあたる1000種が絶滅されたとの推定もなされている。
〜中略〜
鳥類については、1500年以降、ドードーやリョコウバトなど有名な事例も含めて、190種が人間活動が原因で絶滅したとされている。

絵でわかる生物多様性より

しかも、このリョコウバトは50億羽はいたと推定されています。
100年あまりで急激に数を減らし、最終的には絶滅してしまいました。

ヒトの影響力は恐ろしいですね・・・

●追記
6度目の大量絶滅に関する動画がYouTubeにアップされていましたのでご紹介します。

絵でわかる生物多様性の感想まとめ

どんなに自然に気を使っていても隕石とか降ってきたら終わりですが、我々にもできることがあります。

今日、生物多様性の保全に必要な自然誌や生態学の研究に使われるデータの収集も多くが市民によって担われている。

絵でわかる生物多様性より

国際的にはeBirdが有名のようですが、英語なので参加は難しいと思います。

日本の活動として「自然しらべ」が紹介されていました。
2017年はニホンウナギが調査の対象になっており、2018年は蟻です。
興味のある方はぜひ参加してみてください。

自然しらべ

P.S.
隕石への対処方法はこちら

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