【外来生物のひみつ ヒアリからカミツキガメ、アライグマまで】は2018/1/20発売の今泉忠明さん監修の書籍です。
目次
外来生物のひみつの感想・ポイント
外来生物に関する図鑑を読むのは本書で3冊目くらいです。
図鑑をパラパラ眺めるのは、何歳になっても楽しいですね。
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人間の愚かな行為
外来生物を持ちこむ理由はさまざまです。特定の生物が増えすぎると、防除するために天敵となる生物をよその土地から持ちこむという方法がとられることがあります。
外来生物のひみつより
引用にある通り、特定の生物が増えすぎると、それを防除するために天敵となる動物を持ち込むことがあります。
上手く行かないこともあるようです。
いくつか例を見てみましょう。
フイリマングース
失敗事例で有名なのがフイリマングースです。
一般的には単にマングースと呼ばれています。
ハブやネズミを駆除するために沖縄に入れられたのですが、ハブやネズミを襲わずに、希少な動物を襲っているそうです。
カダヤシ
ボウフラ対策のためにカダヤシを放ちました。(蚊を絶やすからカダヤシ)
カダヤシは見た目も生活習慣もメダカに似ています。
そのため、日本在来のメダカの生息域に悪い影響を与えています。
ヤマヒタチオビ
食用で連れてきたアフリカマイマイが野生化し、それを退治するために連れて来られたヤマヒタチオビ。
結局は、アフリカマイマイではなく、もっと小さな在来種を食べる始末。
外来種を駆除するために外来種を放って、両方増える‥
もうカオスです。汗
やる前にわからないものなのでしょうかね‥
ドーブネーズミーみたいにー♪
日本には江戸時代に、貨物にまぎれて中国などから流入した可能性がありますが、くわしいことはわかっていません。
外来生物のひみつより
「ドーブネーズミーみたいにー♪」
というブルーハーツの歌がありましたが、ドブネズミって外来種なんですね。
沖縄・北海道にはブラックバスはいない
北海道では電気ショッカーによって、水中に電流を流し、一時的に魚をまひさせてつかまえました。2007年に根絶が宣言されました。
外来生物のひみつより
外来魚として有名なブラックバスも北海道からは駆除されたみたいですね。
ちなみにブラックバスは沖縄にも生息していないみたいです。
沖縄は温暖な気候のため、本州では越冬できない外来種でも定着することができます。
そのため、沖縄は外来生物が多い印象がありました。
外来種代表のブラックッバスがいないのは意外です。
外来生物のひみつの感想まとめ
アマゾンにこんなレビューがありました。
ご指摘されている方がいられるとおり、本書籍の左端中央に掲載されているアリがヒアリではなくアカヤマアリになっております。
本書は図書館で借りたんですが、誤植の図鑑でした。
逆にレア?
このアリはヒアリではなく希少なアカヤマアリという蟻です。
見つけたからと言って、駆除しないように注意しましょう。