今日は【脳内麻薬で成功中毒】と言う増田勝利さんの書籍を紹介します。
2017/9/29に発売された書籍です。
本書はこんな感じの書籍です。
この本は、脳科学から私が得た知識をベースに脳の働きを最大限に活用し、人生を楽しみながら、最短・最速で成功に至るための方法について書かれたものです。
目次
脳内麻薬で成功中毒:感想と要約
ここからは、脳内麻薬で成功中毒に書いてあることを引用しつつ、細かいところまでみていきます。
意思と願望
まず、意思と願望はまったく異なります。私がクライアントと接していてわかるのは、願望は持っていても、意思を持っている人っが少ないということです。しかもそのことについて、「自分は意思が弱いから、行動に移れない」と、自己解釈している人が多いのです。
意思とは、「〜なる、〜する、〜得る」という言い切りの形式で表現されています。一方、願望は、「〜なりたい、〜したい、〜得たい」という形式で表されます。
〜したい、〜なりたいとなどの願望を持っている人は基本的に〜をできない、できていない人です。
なので、〜の部分を変えたいと思っているわけです。
お金を稼ぎたい。という願望を持っている人は基本的にお金を稼げていない人です。
このことの問題は、無意識にお金を稼げないということが肯定されています。
お金を稼ぎたい。と思うたびに、稼げていない自分を肯定していることになります。
よく、自己啓発書には、成功したかれば成功者のように振る舞えと書かれていますが、本書ではそのことを詳しく説明してくれています。
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あなたが頑張ってるかどうかは関係ない
「現実に結果を出すことと、精神性はほぼ無関係です」
あえてそう伝えなくてはいけないほど、実に多くのクライアントが結果と精神性を結びつけて考えているのです。
「あなたが頑張ってるかどうかは関係ない」
ということですよね。
本書には「あなたが頑張ってるかどうかは関係ない」とまでは書かれていませんが、私はこの一文をそう捉えました。
「こんなに頑張ってるのに結果が出ない」
「こんなに頑張ったんだからちょっとくらい褒めてくれてもいいじゃない」
とか言う人がたまにいますが、その人の頑張り(精神性)なんてどうでもよくて結果が全てですからね。(で、こういうことをいう人は、だいたいそれほど努力していない)
つまり、こういうことです。
ライターはボタンを押せば火が着きます。性格が暗く、後ろ向きな人、もしくはネガティブな人がボタンを押すと着きにくい、または着かないということはありません。
逆もしかりで、性格が明るく、前向きで、ポジティブな人がボタンを押すと着きやすいなんてこともないのです。
ベリーハードとライフフィードバックシステム
まずは用語の解説からはじめます。
ベリーハードとは
あなたは植える側ではなく、種そのものです。
土の中に植えられ、もちろん上から土をかぶせられます。このとき、まず大変なのが種の殻を突き破ること。しかし、殻を突き破らないとその先はありません。
やっとの思いで種の殻を突き破ったと思ったら、周りは全部土でした。
〜中略〜
このように、意思を持った際に最初に直面するのが、「ベリーハード(非常な大変さ)」なのです。
自転車でもこぎ出しが一番力がいるように、新しい物事を開始するのはすごい労力がいるということですね。
ライフフィードバックシステムとは
大変さを乗り越えた、もしくは想定して行動を起こせたと少し安心したときにやってくるのが、「ライフフィードバックシステム」です。
ライフフィードバックシステムとは、あなたにとって身近なもので、生命維持という観点では絶対に必要な脳のメカニズムです。
自己啓発書によく書かれる、無意識に現状に戻そうとする機能ですね。
生き物としては現状が一番安全なので、動き出した方向が良い方向であれ、悪い方向であれ、脳は現状に戻そうとします。
これを踏まえた上で、挑戦すると結果が大きく変わってきます。
意思を持って行動を起こし、最初に訪れる「ベリーハード」を乗り越えると、すでに述べたようにライフフィードバックシステムが働き出します。
ベリーハードとライフフィードバックシステムという壁の前に立つと、8割の人が意思を持つことそのものをしないか、目標達成への行動を途中でやめてしまいます。
意思をもって行動を起こすとライフフィードバックシステムとベリーハードが必ず発生するので、前もって対処、想定しておきましょう。
というお話です。
逆にいうとこれらがくることは挑戦している証拠、成功の兆しでもあります。
なので、これらが発生したら実は喜ぶべきなんですよね。
乗り越えたらさらに喜びましょう。
あなたは2割側に入れたわけですから。
アセチルコリンを上手に使う
アセチルコリンは、行動し始めてから分泌を開始するホルモンです。したがって、アセチルコリンを分泌させるには、とにかくアクションを起こすことが肝心です。
「掃除をはじめる前は億劫だったが、実際にはじめたら、やりきった」
「1ページだけでも読書しようと思ったら5ページ読んだ」
みたいな経験は誰にでもあると思いますが、これがアセチルコリンが分泌された状態でだと思います。
なので、どんなに小さくてもいいので一歩を踏み出すことは重要です。
表現を変える
「私、痩せたいけど、ダイエットが続かないんです」
「お金を稼ぎたいけど、私には難しそう」
こんな感じです。
では、これらをひっくり返すとどうなるでしょうか。
「私ダイエット続かないんです。けど、痩せたいんです」
「私には難しそう。けどお金を稼ぎたいんです」
どうでしょう? こうするとやる気が前面に出てきませんか?
確かに。
これはブログなどの文章にも使えそうでですよね。
ブロガーとして、難しそうではありますが、表現の仕方を意識して生活したいです。
脳内麻薬で成功中毒の感想と要約まとめ
本書は自己啓発書によく書かれていることが書かれていますが、アプローチが違い、具体的にどうすればいいかなども書かれていると感じました。
なので、自己啓発書をたくさん読んでいるけど、いまいち成果が出ない人は本書を読んでみて、視点をずらしてみてはいかがでしょうか。